これまで永らく「小さく生まれた赤ちゃんとご家族のつどい(以下、つどい)」を4歳未満・4歳以上を年に各1回開催してきましたが、年齢の幅が狭いため参加された皆さんが先輩お母さん達のお話を聞く機会が少ないと以前から感じていました。また、「つどい」も4歳以上の部が小2を上限としているため、それ以上の学年になったお子さん達が参加できなくなると言う問題も以前から指摘されていました。そこで、今年度からもっと幅広い年齢層のご家族に集まっていただくための保護者交流会を企画してみました。
会場の準備中です。通常、これまでの「つどい」は青森市内の元気プラザをお借りして開催してきましたが、今回は平日日中に当院内で、原則お子さんの参加はなしに、保護者の皆さんだけの参加としてみました。
会の最初にこの保護者交流会の主旨と、これまでの「つどい」の歴史に関しても振り返ってみました。
この「つどい」は最初は平成21年から開催しているようで、でも資料はないのですが確かその前にも開催していた頃があったような遠い記憶の中にあります。現在の4歳未満・4歳以上の年2回になったのが平成25年以降のようです。当初は4歳未満の「つどい」を先に開催していましたが、4歳以上のお子さんの方が就学関連の問題があるので早めに開催した方が良いだろうと言うことで、平成26年以降は現在の形のように、夏までに4歳以上を開催して、その後に4歳未満を開催すると言う形が完成しました。
昔の「つどい」の写真をたくさん持ってきました。
昔を振り返った後、参加された保護者の皆さんとの交流会が始まります。年齢層はまだ2-3歳のお子さんから、上は小5-6年生のお母さん達も参加して下さいました。
当日は青森市保健所の皆さんや青森市教育委員会の皆さんも助言者として駆けつけて下さいました。
各グループごとに保護者の皆さんから寄せられた不安や悩みがまとめられます。こうしたお話の中で、やはり年長のお母さん達の言葉はとても重く、我々が言うよりもずっと説得力を持って伝わったと感じました。
交流会の最後には新生児科の三上先生から、小さく生まれたお子さん達が成人になってから以降で注意すべき点に関して少しだけお話ししていただきました。
これまで「つどい」と言うと、どちらかと言えば様々な有職者からの助言が中心になっていた感じでしたが、やはり先輩お母さん達の生の声が聞けると言うのは非常に貴重な機会と感じました。今回はほとんど手探りの開催でしたが、いろんな反省点を踏まえて今後の開催につなげて行ければと思いました。参加された皆さん、ありがとうございました。
(文責 成育科 網塚 貴介)