新型コロナウイルスの流行とかいろいろあってご紹介がすっかり遅くなってしまいましたが、この春から東京都の島田療育センターから大瀧 潮 先生が当院成育科へ来て下さいました。
大瀧先生は青森県出身で当院初期研修の卒業生でもあります。

先日、全国重症心身障害児(者)を守る会の青森県版の会報で大瀧先生の自己紹介がありましたのでご紹介します。

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大瀧先生は現在、青森県の新事業である医療的ケア児支援多職種コンサルテーションチームでも中心的に活動されています。コンサルテーションチームに関してはまた機会を改めてご紹介したいと思います。
(文責 成育科 網塚 貴介)

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これまで7年半の間、当院NICUで活躍して下さった三上了右先生が今月いっぱいで八戸市民病院へ異動されることになりました。先日は三上先生の卒業講演でした。

三上先生との最初の出会いは2012年12月の青森県周生期医療研究会で広域搬送に関するシンポジウムで隣の席になった時でした。

(画像をクリックすると2012年の記事にリンクします)
この頃は、翌年春には当院の松尾先生が倉敷中央病院へ、川村先生が神奈川県立こども医療センターへそれぞれ国内留学が決まっている時期で、このまま翌春を迎えるとNICU専任医師4名で当直を回さなければならない状況で、三上先生はちょうどそのタイミングで2013年の春から当院NICUに来て下さいました。これまで何人もの先生方に窮地を救われてきた当院ですが、三上先生はその救世主のお一人です。
卒業講演が終わって矢本先生から記念品の贈呈が。
どうも三上先生にそっくりな俳優さんがいるそうで、その方のグッズ?らしいです。



三上先生、7年半ありがとうございました。
八戸に異動されてからのご活躍をお祈りしております。
(文責 成育科 網塚 貴介)

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朝日新聞アピタルに「少子化対策の失敗の本質~小児医療の現場から見えたもの」と題したインタビュー記事がネット上で掲載されました。

(画像をクリックすると記事へリンクします)
この記事は、かつて2008年11月23日の朝日新聞の連載「ルポにっぽん」で、当時NICU医師不足で疲弊していた頃、「専門医病院に年100泊 人手足りぬ地方の拠点」と言うタイトルで記事を書いて下さった記者さんが、昨年、インタビュー記事を企画して下さったものです。その経緯は神奈川県立こども医療センターの豊島先生のブログ「がんばれ!小さき生命たちよ Ver.2」の(最後の現場取材に感謝。。。)で詳細にご紹介いただいています。
以下はこのインタビュー記事の導入部分の抜粋です。
患者や家族と向きあうなかで、ずっと疑問に感じ続けてきたことがある。「この国では少子化対策をしていると言いながら、なぜ、こんなに多くの母親が困っているのだろう?」。そして、そこから「少子化対策の失敗の本質」が見えてきたという。小児医療の現場から見えてきた「失敗」とはどんなものなのか。
(記事のpdfはこちら 少子化対策の失敗の本質 小児医療の現場から見えたもの)
有料会員記事ですが、多くの方に読んでいただき、少子化対策を考える上での論点となってくれることを願っています。
(文責 成育科 網塚 貴介)

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8月に開催された医療的ケア児等支援者およびコーディネーター養成研修会の座学に続いて、9月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、コーディネーター養成研修会の演習編が開催されました。
例年、この演習編は青森県立保健大学をお借りして開催していましたが、今年は例によって新型コロナウイルス流行のため保健大学は使えず、アピオあおもりでの開催となりました。

今年は受講人員もかなり絞ったので会場も広く感じます。この日は会場の窓を全部開けて、9月になって涼しくなりかけた心地よい風が会場を時々流れていきます。

演習編全体の進行はNPO法人夢の清水さんが毎回担当して下さいます。冒頭に社会福祉法人むそうの戸枝陽基さんが、地域作りや相談支援を「企て」と例えた言葉を紹介されています。

続いて、ライフサポートあおばの前中さんからは連携・協働に関して重要な点をお話ししていただきました。

相談支援事業所ホットミルクの成田さんは医療的ケア児等の就労支援に関してお話されましたが、成田さんの就労支援のお話はとにかく凄いので、こちらはまた機会を改めてご紹介させていただきたいと思います。


2日目の午前中は様々な医療デバイスに関しての知識を得ることが目標です。この日のために医療的ケアシミュレータの「まーちゃん人形」もスタンバイしています。医療デバイスに関しては、気管カニューレ、胃瘻チューブ、人工呼吸器などの業者さんにもご協力いただきました。




午後は参加者各自が持ち寄った事例に関してグループワークを行いました。参加者がそれぞれ発表者とファシリテーターを交代して担当し、各事例に関してそれぞれの立場からの視点でディスカッションします。

8月の2日間とあわせて計4日間の日程を終えて、参加者の皆さんも開催側のスタッフもともにいろんな発見があったように思います。青森県の医療的ケア児支援はまだまだ始まったばかりですが、少しでも支援の輪が拡がることを願っています。皆さん、お疲れ様でした。
(文責 成育科 網塚 貴介)

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